「ハンドピースの手入れ」

使い込んでいると動きが渋くなるものです。金属で出来た道具は大抵そうなりますねぇ。ノギスの時もそうですが、他人の新品を触って「ハッ」と気付くw自分のは古くて動きが渋い!ハンドピースの場合は塗装中の事故につながります。事故と言っても怪我するような意味ではなくてですね。一度ボタンが固いポイントが来たら押し切った時に「ドバっ」と出て繊細なグラデーションが台無しになったりって意味です。
完全分解して適切なクリーニングやオイル差しとグリシングで調子を戻してみることにしました。

***注意***
完全分解は知識のある人間が自分の責任で行います。真似る必要はありません。引っ越しの前後で長期間塗装用具を放置したので調子を戻すため自分の責任で行った時の様子です。

ノズルとニードル。
傷はないですし、錆も浮いていません。表面が酸化すると面倒なのです。溶剤や塗料の垂れの原因です。その荒れた表面に塗料の屑が残って固着しやすい状態も発生します。曲がっていなくても汚い感じのするニードルは交換すると調子が戻る時がありますよ。
ハンドピースにはノズル用の小さなレンチが付属している場合があるじゃないですか。あれは毎回使うものじゃないです。説明書にも書いていると思いますが、締める時は手で締めます。取り付ける時にはニードルは後退させます。指が痛いから?いやいや、指に刺さるって事は負担をかけてるんですよ。先端が少し曲がったり、定位置がズレたりしますから注意です。ノズルを外す時に固い場合に限ってレンチを使います。毎回レンチで開け閉めしているとノズルのネジ部分に負担がかかりネジ切れたりする原因になりますよ。

ノズルの内部はニードルの先端角度に近い形に仕上げてあってスプリングでニードルが前に行った時に隙間が無くなるように調整されて製造されています。ノズル内部のクリーニングは重要なのです。うがいで出来るので毎回サボらないように注意ですね。ノズルもニードルも別売りされていますが…パーツ交換でのメンテナンスは最終手段だと考えています。破損したときの手段ですよね。

一丁一丁手作業で調整されているような精密道具は、素人のパーツ交換で調整が台無しになる場合もあると覚えていて下さい。

普段のメンテナンスで長持ちさせる事が大事なのです。最近は模型専門店の塗装用具コーナーに行けばメンテ用品も沢山売られていますよね。ハンドピースの全バラシは知識のない方にはお勧めできません。部分によってオイルの注油ポイントであったりグリースであったり場所によって違うのです。パーツが擦れている所ばかりでなくて、気密に関するポイントもハンドピースにはあります。

銀色にピカッと光る精密な道具、ハンドピースです。日本製の金属製の道具は高級感があるだけでなくて、専門職人がキチンと組み立てて調整して売ってくれていますから大切に使ってメンテナンスを怠らないよう長持ちさせましょう。

掃除をサボらず丁寧に使えば丈夫で長持ちするものです。正しいメンテ方法を覚えましょう。

「素人が触ると壊れる」ような事を書いておいて、なんでメンテナンスの事を書くのかと言うと…ハンドピースにはシッカリ定期的に掃除しないといけない部分と通常は分解しなくても良い部分があります。模型雑誌のエアブラシ特集や専門の書籍も販売されています。手入れする方法を良く勉強して毎回掃除する事が大切です。慣れていない人が触ってはいけない部分を突然分解して調子が悪くなる話を聞くことがあります。例えばハンドピースに問題が無くてエアフィルターの詰まりで突出量が落ちているのに突然ハンドピースを分解したり…そういう事の無い様に丁寧に扱いましょうと言う事です。

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