「ラッカーパテの種類と溶きパテ」

模型用の薄め液で溶ける代表的なラッカーパテ2種。お馴染みの「タミヤパテ」とロック「グレーチングパテⅡ」です。
古くからプラモデルをやっている人は「イサムパテ」と呼んでしまう「タミヤパテ」ですが、イサム塗料のパテなのでイサムパテとして売られていた時期があったのです。
同じ用途で使える業務用のパテとして売られているのがロックの「グレーチングⅡ」です。
タミヤがグレーでロックはグリーン。色が違います。品質的にはロックの方が一段階上だと思ってます。

少しザラツキがあり粘りますが、ロックのグレーチングの方が多少滑らかです。乾燥が早くヒケが少ないのがグレーチングの特徴です。色が変わると戸惑いますが、タミヤを使っている人は試してみると良いかも知れません。大きなチューブでしか売っていないので初期投資が高いですが、使い切れないかも知れませんから・・・。得なのか損なのかは作るペースで考えないとわかりません。

こちらは自動車補修用品のラッカーパテでソフト99「うすづけパテ」です。値段は割高です。きめが細かく乾燥が早いです。高品質なラッカーパテなのです。注意する点は…模型用のラッカー系薄め液で溶けない。道具を掃除したり溶きパテを作るにはラッカーシンナー(本物)を使用する必要があります。作業中は換気が必要で凄く臭いです。
そして何よりも注意するべき点はプラモデルには使用不可!溶剤が所謂ペンキのシンナーなのでスチロールが溶けるのです。

自分の場合、原型の素材がポリパテなので大丈夫なのです。愛用品です。

溶きパテ作業の説明です。
ソフト99とラッカーシンナーを使って説明しますが、溶剤が変わるだけなので作業自体はタミヤやグレーチングと同じだと思って作業手順だけ見ていて下さい。

用意するのは

ラッカーパテ
パテに対応した薄め液
注射器かスポイト
塗料カップ(大きいもの)2枚
筆(溶きパテ用に安いものを1本)

塗料カップに薄め液を入れます。(こちらのカップは汚さない)もう一方のカップにパテを出してスポイトで薄め液を足し溶きます。薄め具合は対象になるパーツによりますが・・・基本的にはチューブから出したパテと同量の薄め液で良いと思います。

塗りたての状態の画像です。
薄め液で滑らかなので艶が有りますが乾燥すると艶が消えます。素材のパーツはキレイに整形しておいて厚く塗ったパテの層を研ぎ出すつもりでやるとキレイに出来ると思います。

凹みや傷の部分にラッカーパテが残るように芯の素材が出るまでサンドペーパーで磨く方法もあるようですが…ラッカーパテはヒケますので、そのような用途には向いていないと思います。その後、サーフェイサーで幕を作って塗装するようですが…時間が経つと塗装面ごと凹んで汚くなりますよ。

上の画像は一度塗りの状態です。1時間で研げるパテですが、30分くらいで表面が落ち着きますので、2度塗りして幕を厚くします。この作業では厚く塗ったラッカーパテの研ぎ出しです。2度塗りのパテは一晩おいてから研ぎ出しました。

パテを薄めたカップに薄め液を足して、筆とカップを洗います。時間を置くと洗えなくなりますので、直ぐに洗浄します。シンナーが気化すると部屋中が臭くなるので急ぎます。筆もカップも繰り返し使うのでキレイにしましょう。

薄め液のカップは汚さずに使いますので、残りは容器に返します。

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