6.手を造形する

実物大の手を粘土で彫塑するのですが、骨組みの入れ方など図書館で美術技巧書を読めば書いていますよね。

人体彫塑とプロップのレプリカ製作では少し意味が違います。同じ材料で同じように体力を消耗しますが、考えが異なります。彫塑の骨組みの考えは様々で、先生によって言う事も変わります。全身の調子をみて手首などをグイっと曲げるような作り方やひな形で形状を決めてから正確に拡大する方法もあります。

プロップレプリカでは後者が当てはまりますね。表情を決定してから芯を作って粘土で覆います。

休んでしまうとやる気スイッチが錆びて腐りますからグイグイと盛って・ひねって・溝彫って…作るのです。

粘土での彫塑の完成度をどこまで持って行くのかは大事です。手の平なんて粘土で完成まで行く自信はありました。でも、今回はポリパテ置換してから彫る事に決めたのです。

手を作り始めた段階では納得できる資料画像が少なくて悩んでいたのです。ポリパテ置換して全体とのバランスを見る行為の方を優先して作業を止めたくなかったのです。プロップの細部の画像は後日手に入るのですが…。

粘土を切り離して石膏型取りの準備です。

手のひら側の画像は多いのですが、手の甲の方が見えていなくて爪の先の様子も見えていないのです。
石膏で型取りしてワックスで離型処理してポリパテ置換です。毎度の作業ですね。

ポリパテが硬化したら型から剥がしてバリを切り取ります。柔らかいうちに作業します。

ポリパテはポリパテで接着します。はみ出すくらいにタップリ塗り付けてムニュっとあわせ固定します。合わせ目の裏側からも塗り付けて、完全に一体化させると強度が上がるのです。
大型模型は自重でパカンと剥がれたりしますから、完全に一体化させるのが大事です。

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