8.下顎を複製する

型紙を作ってポリクロスを切り抜きます。
今回は少し変わった素材で下顎を成形する事にします。レジンキャストとポリクロスで積層しようと思います。
理屈はFRPと同じです。ポリ樹脂の代わりにレジンを使い、ガラス繊維の代わりにポリエステルの繊維を使用するのです。

レジンキャストのA・B液を混合してシリコーン型に流します。
硬化するまでの間、ずっと型を動かして流動させます。レジンが固まり始めると波が立つようになるので硬化の合図です。大きな波が固まると凸凹になるので動きを小刻みにして平坦に固まるようにするのがコツです。
レジンが固まったら表面がベタついているうちにポリ繊維を貼り込み固めてしまいます。

もう一度レジンを混合して型に流しいれて同じように型を動かしレジンを固めます。固まったら積層は完了です。

下顎の頬の部分は厚みが2mm以下になりました。
この薄さが重要なのです。FRPよりも柔軟性のある顎になります。本物の仮面ライダーの下顎はラテックスゴムで出来ています。顎の側面がゴワゴワ動くように作らないとマスクとフィットしません。

ラテックスゴムは成形に時間がかかるのと事後変形が激しく安定した素材とは言えません。ラテックスに代わる素材が無いかと色々と探したり研究した結果、レジンとポリ繊維の積層を思いついたのです。

変形や劣化の様子は今のところ分からないのですが…成形した感じや装着してみた様子からは成功じゃないかと思います。

石膏とシリコーンの間に粘土があるのがわかりますか?
下顎の原型はFRP製の顎として角度を広げたものを作りました。最初の仮面ライダーの下顎はFRP製で横が広いのです。マスクの内側にホックで固定するように設計されたようです。ラテックスで成形されたタイプは左右が狭く見えます。ゴムバンドで帽子に取り付けられるので引っ張られて細くなるのです。同じ型で成形しますが、型を変形させて成形してラテックス風に見えるように工夫したのです。

一気に6セット成形しました。
時間もかかりませんし、手軽に成形出来ます。正解だと思います。

右上の一個だけ角度が違いますね。Aタイプ初期のFRPタイプです横に広がった状態のまま成形してマスクの中に入る部分をカットしてあります。これで表面上は中に入った部分をホック止めした角度で固定したように見えるのです。

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